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Oh To Be Wicked Once Again

Oh To Be Wicked Once Again

音楽とイメージ


いろいろ書こうかと思ったんですが、ぐだぐだ小難しくなりそうだったんでやめました。
とりあえず今の自分が音楽に対して感じたこと・考えたことをつらつらと・・・


とりあえず音楽を聴くときに大事なこと、
それは聴いているときの自分の気持ちだと思います――
highな気持ち、
悲しい気持ち、
ゆったりした気持ち、
わくわくした気持ち、
優しい気持ち・・・

そしてその音楽から思い浮かべる光景――
父親に連れて行ってもらった海、
昔の恋人の部屋、
教育テレビで見た宇宙の惑星の画像、
とびっきりきれいな夏の夕焼け、
これ以上ないくらいに澄み切った冬の晴れた朝
・・・こういうものがあるからこそ音楽って楽しいんですよね。


でも音楽を聴いてなんらかの「イメージ」を思い浮かべるのに比べて、
「イメージ」から音楽を思い浮かべるのって、あんまりないような気がします。
というか、具体的な「イメージ」が実際に目の前にある場合だけ、
「この音楽が合いそう」っていうのを考えることができるんですよね
(たとえば10月28日の日記みたいに)。
でもパソコンの風景写真の画像ではそうはいかないんです
・・・不思議です。


そんな不思議なところが音楽のいいところなんですけどね。


最近興味があるのは、見事に対応した音楽とイメージ
(絵画、工芸、陶芸、映像、建築etc)を同時に体感したとき、
一体どんな気持ちになるんだろうなあってことです。


佐々木敦さんの音楽批評という本の中(だったと思います)で、
アンビエント音楽(環境の一部と化しているような音楽といえばいいのかな?)を聴きながら
庭園の中を歩くというイベントでの浅田彰さんのコメントが載っていました。
詳しい話は忘れましたが、そういうのを体験してみたいなあって思います。


新聞で、安藤忠雄さんの設計した地中美術館
記事を読んだとき、これは是非行ってみたいなあと思いました。
天井から差し込む光が自分のいる空間の様相を次々と変化させていくとき、
一体どんな音楽を聴きたくなるんだろう。
数年後には植えられた木が完全に覆うために、光をさえぎってしまい、
完全に地下の美術館になってしまうらしいです。
それまでになんとしても行きたい。
そして、覆われてしまった後とどう変わるのか、見てみたい。


なんか、「自分の生活空間」と「自分の感覚」と「自分の気持ち」が
一つになるみたいな、そういうのに憧れます。


041201


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